管理者
精神科認定看護師 長井諒
私は約 15 年間、福岡県の精神科病院で精神科看護に携わっていましたが、スケッチの開設に伴い、愛知 県へやってまいりました。
山が見当たらないことに驚いています(笑)
ご挨拶代わりに私が福岡から遠く離れた愛知へ来た理由を少しお話したいと思います。
近年、精神科医療は永らく続いた入院医療中心型から地域生活中心型へと向かっています。
しかしながら、地域の受け皿としての環境はまだまだ十分とは言い難く、更なる発展が望まれている状況です。
このような背景の中、精神科訪問看護を標榜する訪問看護ステーションも増加傾向にあり、今後もこの傾 向は続くものと思われます。
地域社会資源として訪問看護ステーションが増えることは良いことなのですが、私個人としては「量」だけで はなく「質」も重要だと考えています。
時折、訪問看護ステーションが利益を追求した結果、ケアの質が低下し、利用者さんが不利益を被る話を耳 にします。スケッチでは利益よりもまず利用者ファーストであることを是としています。
そこに専門性と根拠に基づいた「質」の高いケアが提供できるスタッフがいることがスケッチの強みです。
私はスケッチの利用者さんの利益を第一に考える思いに共感し、信頼できるスタッフと共に質の高いケア が提供できる環境だと判断したからこそスケッチで働くことを決心できました。
中途半端な思いや環境では生まれ育った故郷を離れてまで働こうとは思わなかったでしょう。
スケッチは利用者さんを始め、ご家族や地域と手を取り合い、向き合い続ける訪問看護ステーションです。
どうぞよろしくお願いいたします。